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病院ガイド2010掲載

副鼻腔炎について

副鼻腔炎(昔はちくのう症)は、以前より少なくなったようですが、現在でも患者さんは多く、治療経過が長くなる病気 の一つといえます。今回は〝古くてあたらしい病気〟副鼻腔炎についてお話したいと思います。

  • 鼻のはたらきについて
    1. においをかぐ
    2. 呼吸をするための通り道である
    3. 吸い込んだ空気を暖めて、湿度を保ち、空気中のごみの進入を防ぐフィルターの役目などの大切なはたらきがあります。
    4. 鼻の周囲には、骨で囲まれた小さな空間がいくつかあり、これを副鼻腔(ふくびくう)といいます。 その部分に炎症があると汚い鼻水が出やすくなります。黄色や黄緑色の鼻水や、鼻づまりが主症状ですが、他に頭・目の 奥・ほっぺた付近がいたかったり、においがわかり づらいといったことがあります。

  • 副鼻腔炎がうたがわれる患者さんに対して
    1. 鼻の診察
    2. レントゲン検査
    3. 細菌検査
    4. アレルギーの検査(採血)
    5. 内視鏡検査
    6. などを必要に応じて行います。アレルギー鼻炎を合併している場合やう蝕歯(虫歯)が原因で副鼻腔炎を起こしたり、 真菌(かび)が原因の事もあります。まれに腫瘍が合併していることもあるので、注意が必要です。

  • 治療について
    1. 鼻水をためない、すなわち鼻をかむことです。片方ずつ軽くかむようにしてください。
      強くかむと中耳炎を引き起こす可能性があります。
      鼻をかめないお子さんの場合は、鼻を吸い取ってあげるなどの処置をご家族の方が行っていただくとよろしいと思います。
    2. 飲み薬や吸入
      副鼻腔炎のみの場合は、抗菌薬が有効です。とくに最近はマクロライド系といわれるお薬を使用する事が多くなりました。
      アレルギー性鼻炎を合併している場合には、抗アレルギー剤を加えて治療いたします。
    3. 重症の場合、難治性の場合、原因を確認する意味でもCT検査などを行い、手術治療が行われる場合もあります。
  • 日常の注意点
    1. 手洗い、うがい
    2. 人混みでは風邪がうつりやすいので、気をつけて
    3. 睡眠を十分とって体調を整える
    4. 好き嫌いをしないで食事をきちんととる
    5. ことなど、規則正しい生活をしましょう。 鼻症状などすっきりしない場合には、お近くの耳鼻咽喉科への受診をお勧めいたします。

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錦町おおしま耳鼻咽喉科

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耳鼻咽喉科・アレルギー科
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