病気の話

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日本耳鼻咽喉科学会のHP~一般の皆さん では耳鼻咽喉科で扱う疾患について公開されております。ご興味のある方は上記ボタンを押して下さい。

当院で多い耳鼻咽喉科の病気について

  • 中耳炎について

    急性中耳炎は、かぜ症状に伴って鼻の奥と耳をつないぐ耳管という管を伝わってウイルスや細菌が鼓膜の奥に入ることで起きてきます。急性中耳炎の後に鼓膜の奥にたまった液体が抜けないで残ってしまうことが滲出性中耳炎の原因としては多いです。液体が抜けにくくなるのは耳管や乳突蜂巣の問題が関連していると言われています。幼小児のお子さんはもともと耳管の働きが未熟だったり、位置が水平に近かったり、かぜ症状をくりかえす(集団保育も残念ながらリスクになります)ことで耳管の機能が低下してしまうことで、急性中耳炎に罹りやすくなり、液体が長くたまっていることで乳突蜂巣の発育もわるくなります。中耳炎を繰り返すことは将来大きな手術が必要な耳の病気になってしまう事があります。
  • 副鼻腔炎

    昔は蓄膿症というと副鼻腔炎の事を指してました。副鼻腔は顔の骨の中に左右に4つあり、それぞれ鼻の中と交通しています(狭い交通路ですが)。その副鼻腔に炎症が起きると副鼻腔炎といいます。最近は急性の場合はかぜに引き続いて鼻の中(鼻腔)と一緒に副鼻腔炎を起こすので急性鼻副鼻腔炎という言い方をされることもあります。慢性の場合には歯が原因だったり、カビが原因だったりすることもあります。最近は喘息の合併率が高い好酸球性副鼻腔炎もよく見られるようになってきました。
  • アレルギー性鼻炎

    何らかのアレルゲン(抗原)に感作され、アレルギー性鼻炎として発症します。ハウスダストやダニなどによる通年性もの、花粉による季節性のものに大きく分類されます。通年にはカビ、ペットが抗原になるものもあります。花粉によるものの場合食物アレルギーを合併していることもあります。また、アレルギー性鼻炎症状はあるのですが、検査の結果アレルゲンは不明の場合もあります。その時には血管運動性鼻炎と診断いたしますが、治療薬としては抗アレルギー剤を用います
  • めまいについて

    当院で診察しているめまいの方で、最も多いのは良性発作性頭位めまい症であると思います。現在は耳石障害により発症すると考えられ耳石置換法が有効であると言われております。しかし改善がむずかしいがあったり、同様のめまいでも中枢性が原因であったこともあります。その他にはメニエール病、突発性難聴に伴うめまい、なんらかのウイルス感染が関与していると考えられている前庭神経炎と言われる疾患もあります。若年者の方は低血圧症に伴うめまいの方もいらっしゃいます。

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